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株式チャートにおける出来高の活用法

出来高ってよく聞きますよね。今回は出来高の活用法に迫っていきたいと思います。

目次

出来高は嘘をつかない

「出来高は嘘をつかない」とよく言われます。この格言を知っている人は多いでしょうが、意味を本当に理解しているでしょうか。出来高は嘘をつかないということは、他の何かが嘘をつくということです。

では、何が嘘をつくのでしょうか。それは値動きです。「値動きが嘘をつくなんてありえない」と言う人もいるかもしれません。FX業者はダマして価格を表示することは(ほとんど)ないでしょうし、画面上に表示される今の株価は正しいです。

ではどういうことかというと、出来高が伴っていない上昇は、本当に強い上げではないということです。

極端な例ですが、ある株に100円の買い板と120円の買い板しかでていないときは株価は100円と120円にしかなりえません。

こういったときに100円から120円にその株が値上がりしても株価が強く上がったとは思わないのではないでしょうか。こういったときがまさに株価が嘘をついている瞬間です。

このとき、出来高は少なくなり本質的な上げではなく、出来高が嘘をつかないということの証明をしています。実践的にこの性質をどう活かすかをここからはみていきます。

ローソク足にグラーデションをつける

出来高を見ることで、ローソク足にグラデーションをつけることができます。

どういうことかと言うと「どのローソク足が重要でどのローソク足が重要ではないかを知ることができる」ということです。

有限とは思えないようなローソク足を見ていると、どのローソク足をもとに取引したらいいのか分からなくなることが多いです

ローソク足の中には売買のサインとされるものも多くあります。

しかしローソク足のサインとして、売りのサインと買いのサインが同時に出ることも多くあります。そのときに頼りになるのが出来高なのです。こういったときは出来高が多い方のチャートのサインを活用しましょう。ピンバーが二本あれば出来高が多い方を活用しましょう。

なぜこうなるのかを説明するために、たとえで考えてみます。「100人中70人が本を読むことは大切だと答えたアンケート」と「10人中7人が本を読むことは大切だと答えたアンケート」。どちらを信じますか?確かにどちらのアンケートも70%の人が本を読むことは大切だと回答した点では同じです。

しかし「100人中70人が本を読むことは大切だと答えたアンケート」のほうに私たちは説得力を感じるでしょう。

これと出来高は似たところがあります。

少ない出来高によってできたローソク足は恣意的なものですが、大きな出来高によってできたローソク足は民意や大口の意向によってできたそれなりの意味を持ったローソク足になります。これを強いサインとするのは妥当な判断なのではないでしょうか。

 どうやって出来高という情報を活かすのか

どうやって出来高をトレードに活かすのか。答えを最初に言ってしまうと、出来高が多いか少ないかということが分かればよいと思います。

そして少しそれを発展させて言うのなら、出来高が突然多くなったという情報なども重要です。

出来高の急な動きは大きなファンダメンタルが発生したということも多いです。

つまり出来高によってファンダメンタルの発生を感知することができます。例えば、ダウ平均株価が出来高を伴って急に下がったのならば、またトランプがツイートしたのではないかと考えることもできます。(2018年の話です)

他にも、重要だと思っていたファンダメンタルがあったにも関わらず、出来高が増えないとすれば、そのファンダメンタルは重要ではないとフィードバックすることもできます。

このように出来高はかなり価値の高い情報となります。

まとめ

出来高は重要です。MACDや移動平均線といったインディケーターよりもシンプルで力強い指標です。

MACDだけ見て出来高は見ていないという人は参考にすることをおすすめします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!

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