EAという単語は広告で見たことあるという人も多いでしょう。
今回はそのEAとは何かについて詳しく解説していきたいと思います。
EAとは
EAとはFX用の自動売買システムのことです。
人間が取引するのではなく、AIが取引を自動で行ってくれます。
「自ら取引しても勝てない人はEAを作っても意味ないのでは」と思う方もいるかもしれませんが、EAを使うことでメンタルを排除した安定的な取引ができ、EAだと勝てるということもあります。
また、EAを使うことで、チャートに向かわなくても良いというメリットもあります。
EAを作るためにはMQLというプログラミング言語が必要になる
当たり前なのかもしれませんが、EAを作ることはプログラムを書くことです。ですので、プログラミングの知識が不可欠になります。
プログラミングについてある程度の知識を持っておかないとEAを作るのは難しいでしょう。そしてEAを作る際にはMQLというプログラミング言語が必要です。
このMQLについて説明していきます。
MQLにはMQL4とMQL5の2種類がある
言葉の通りでMQLには二つの種類があります。
MQL5はMQL4のアップグレード版として開発されたのですが、MT4で開発していた人々にとってはそのまま使い続ける方が簡単であったため、MQL4のほうが依然として使われています。
このようにMQL4のほうが依然として使われていることが、MT5ではなくMT4が使われる主な理由となっています。
MQLはC++に似た言語である
このMQLはC++を参考にして作った言語です。
ですのでC++のコードが読めるとかなり楽にMQLを理解することができると思います。
しかしMQLならではの部分も多くあり、かなり難しいです。
異常な関数の多さ
C++にもたくさんの関数がありますが、MQLはそれよりはるかに多いです。
これがなぜなのかと言うと、取引に関する関数がどうしても多くなるのです。C++で使える関数が基本となってそれに+αでたくさんの関数があるという感じです。
初心者はC++から勉強するべき
上のような点からまずはC++の基本からマスターした方が良いと思われます。C++はプログラミングにおいてもかなり王道の言語であり、C++が書けることは大きなメリットです。
加えてプログラミングにおいては、1言語を書けるようになると様々な言語が圧倒的に書きやすくなります。C++を学ぶことはメリットしかないです。
MT5に入っているサンプルのEAはあまりにも複雑
MT5には最初から4つくらいのサンプルEAが入っています。しかしこれはあまりにも複雑で理解することができません。
全体のコードの長さは2000行以上であり、初心者が理解することは不可能だと言えます。
もちろん最終的には理解する必要があるのでしょうが、最初は無視しても良いでしょう。
「こんな長いコード書けるわけない。。」と思ってあきらめてしまうのはもったいないです。わからなくて当然だと思います。
EAは買った方が良いかも
上記のことから分かるようにはっきり言ってEA開発はかなり難易度が高いものです。
ですので、EAを使いたいという場合は買うようにしましょう。
自分でプログラムを買う必要はないので手っ取り早く自動売買を始めることができます。
しかし購入したEAで簡単に勝てるということはないので、厳選して買った方が良いでしょう。
まとめ
EAを作るにはかなりのプログラミングスキルが必要になります。そしてMQLは初心者お断りといった雰囲気が強い言語です。
ですので、初心者が自動売買を行うときは、EAを買った方が手っ取り早いです。
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