逆三尊について知っている人は多いと思います。それほど有名なサインであるにも関わらず、逆三尊が上昇のサインとなる理由を知る人はほとんどいないのではないでしょうか。今回はその理由について解説していきたいと思います。
まず逆三尊とは何か?

まさに上の画像通りのチャートです。3つの底をつけて、真ん中の安値(ヘッド)が最も低くなった形のものを逆三尊と言います。左の安値が左ショルダー、右の安値が右ショルダーです。
逆三尊と上下反対のものを三尊と言い、逆三尊は上昇のサイン、三尊は下落のサインと言われています。ですがこういう風に上昇・下落のサインとなる理由はあまり分かっていない人が多く、なんとなく取引している人が多いです。ここからはなぜそうなるのかを説明していきます。
ヘッドが左ショルダーをほんの少ししか下回らなかったという事実
ヘッドが左ショルダーをほんの少ししか下回らなかったということは、純粋に考えて上昇のサインと考えて良いでしょう。
なぜなら安値を大幅に更新する圧力がないということを意味するからです。確かにこれだけではダマシが発生する可能性も高いです。逆三尊が強い上昇のサインとなる背景にはもう一つの事実が存在します。
ヘッドを切り上げて右ショルダーで反発したという事実
ヘッドで最安値をつけて右ショルダーでその最安値を切り上げたということも重要です。安値更新をしなかったということは安値を更新するほどの売り圧力が生まれなかったということです。
最も基本的な上昇のサインだといえるでしょう。
逆三尊というサインがあるという共通認識によって逆三尊が成立する部分もある
上記二つの理由で逆三尊は上昇のサインとして成立しているのですが、「逆三尊=上昇のサイン」と言われることによってそうなる部分もあります。どういうことか説明します。
「逆三尊=上昇のサイン」という前提を多くの投資家が持つことによって、逆三尊が成立しそうになるにつれて多くの投資家が買いを入れます。
ここが難しいとこなのですが、逆三尊がなぜ上昇のサインになっているのかを知らずに、「逆三尊ができそう」ということだけで買いを入れる投資家がいるということです。
だましが起きるときもある
だましとは逆三尊の形になっているのに、下落するということです。先ほどの「逆三尊が上昇のサインとなる理由を知らずに買う投資家」を騙すために大口が逆三尊を作って逆にだましを発生させたりもします。
とにもかくにも逆三尊が成立しそうという理由だけで買いを入れてはいけないということです。
逆三尊の根底には2つの理由があり、それは安値更新が小さいことと安値を切り上げて反発したことです。そしてこのことが見えれば、「安値更新がどれだけ小さいか」や「安値をどれだけ高く切り上げたか」を見たくなったりするでしょう。逆三尊の根底にあるものを見るとはこういうことです。
まとめ
逆三尊という理由だけで買いを入れる投資家は投資家と呼べるか微妙です。なぜなら逆三尊の理由が全く見えていないからです。
今回紹介した二つの理由が全く見えないまま逆三尊を見て買いを入れていた人は反省しましょう。
そして逆三尊以外の上昇のサインとなるものについてもそれがなぜ上昇のサインとなるかを考えてみましょう。上昇トレンドチャネルなど様々にあると思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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