IPOは難しいと思っている人が多いのではないでしょうか。
今回はIPOについて見ていくとともに、実際にそれらに投資する際に注意すべきことを見ていきましょう。
頼りになるチャートが全くない
当たり前ですが、テクニカル分析に不可欠なチャートが全くありません。これはテクニカル分析を重視している人にとってはツライです。
また、チャートというのは需給の一致した価格を示していますが、それも上場前ではわかりません。チャートは投資家の大きな武器の一つと言えます。チャートという武器がないのはかなり大きな痛手といえるでしょう。
ファンダメンタルに依拠する部分が多い
チャートがないのでテクニカル分析は使えず、ファンダメンタルだけの勝負となります。IPOを出した企業の調査を行うことが必要です。
IPOを買う際には公募価格をもとに計算される時価総額はどれくらいになるかとか、企業の純利益はどれぐらいなのかということをざっと調べるだけで他の投資家よりも少しは優位に立てるでしょう。
これらのファンダメンタル分析は普段の投資でも活かすことができますが、チャートのないIPOの場合により大きな威力を発揮します。
逆にファンダメンタルだけの勝負なのでファンダメンタルに詳しい人は得意な投資である
先ほどはチャートがないので良くないという言い方をしましたが、ファンダメンタル分析が特異な人にとっては格好の投資対象と言えます。
チャートの分析をせずともファンダメンタル分析だけで分析を完了できます。
よって、チャートのローソク足を見てもあまりわからないという初心者にもおすすめです。ただし、しっかりと企業自体を調べる必要があるので、それは欠かさず行ってください。
IPOは買うことが難しい
IPOは抽選によって買うことができます。
しかし抽選なので買えるかどうかは運まかせであり、また「買えたIPOが上がるかどうか」も最終的には運が絡みます。
よって運の要素を極限まで少なくするには普通の株式を買った方が良いでしょう。
IPOは基本的に買いたい人が多く価格は上がりやすい
一方で、IPOが上がりやすいという側面もあります。IPOはそもそも買うのが困難です。倍率が50~100倍です。
つまりIPOに当選した人が1人いたとしたら、少なくともその50倍ぐらいは買いたかったのに買えなかった人がいるということです。モノの値段は一般的に需要と供給の関係で決まります。
需要が多ければ多いほどモノの値段は上がるので、IPOは上がる方が自然だと言えます。先ほどファンダメンタルを調べたほうが良いと言いましたが、そんなものも必要ないぐらいIPOは上がる確率が高いです。
IPOは初心者お断りな雰囲気が最初は漂っていますが、むしろ初心者にとってはIPOの方がおすすめだとも言えるでしょう。
まとめ
ここまでIPOについて見てきました。IPOは基本的には投資すべきですが、ソフトバンクのIPOみたいに悲惨な結果に終わってしまうこともあります。
しっかりと調査をして投資するに越したことはありません。
次にIPOに投資する際はこの記事を思い出しながら投資するようにしましょう。致命的なミスは減るでしょう。
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