トレードルールをしっかりと決めている人は少ないのではないでしょうか。さらに、それを厳密に守ることができている人はもっと少ないでしょう。今回はトレードルールの決め方とそれを厳守する方法について書いていきたいと思います。まずは現在のではなく、過去の自分のトレードルールを紹介していきます!
マイトレードルール
1 エントリー時に損切りラインを絶対に決める
2 損切りラインを広げない
3 エントリーするときは主要な時間足をすべて確認する
4 調子が悪いときは相場から離れる
5 ある程度の含み益が出たら損切りラインを建値に設定する
6 損切りをした後はある程度の間トレードしない
まあざっと挙げたらこれぐらいですかね。恐らくほとんどの投資家が納得できるようなルールだとは思います。しかし、実際にトレードルールを守っていく上でダメな点がいくつかあります。
曖昧な部分のあるトレードルールは全然ダメ
問題があるのは4,5,6です。4は「調子が悪いとき」というのが曖昧です。5は「ある程度の含み益」という部分、6は「ある程度の間」という部分がそれぞれ曖昧です。
曖昧な部分がトレードルール内に存在すると、基本的に大損害を受ける確率が高くなります。
例えば4でいうなら、5回連続損切りしていても、調子が悪いわけではないと勝手に解釈してずるずるとダメなトレードをしがちです。そうして損失は大きくなっていきます。
これを防ぐためにはトレードルールの曖昧な部分を消していくしかありません。曖昧な部分を消すためにはどうしたら良いのでしょうか。
具体的な数字を入れて曖昧な部分を消す
具体的なルールを作るには数字を入れていくと良いです。それでは実際に自分が完成させたトレードルールを紹介します
4’ 3回連続で損切りしたときはその日と次の日の間トレードをしない
5’ 10pipsの含み益が生まれたら損切りラインを建値に設定する
6’ 損切りをした後は4時間の間トレードしない
自分はデイトレーダーとスイングトレーダーの中間ぐらいなのでこのような感じの数値になっています。3回連続や10pips、4時間といった具体的な数値が入ったことによって曖昧な部分はなくなり、拡大解釈不可能なトレードルールになりました。これによってトレードルールは決まりました。
トレードルールを違反することまで想定する
人間はバカなことを忘れてはいけません。歴史が証明しているように人間は同じ過ちを犯します。ここで言う過ちとは、トレードルールを違反することです。
いくら具体的な数字を決めても、「もうルールを破りません!」と誓っても、そう遠くない未来にトレードルールを破ります。
罰を決める
トレードルールを違反しないようにするためには、体や脳に叩き込むしかありません。トレードルールを破ったら、自分に罰を課すのです。
破って何もしなかったら「まあしょうがないか」としか思いません。そんなことでは相場で勝てない。自分に厳しく罰を課す。罰はご飯を抜くとか、少し重めなことにしましょう。
お酒が好きな人は3日飲めないとかでもありでしょう。
ご褒美を決めるのもあり
しっかりとトレードルールを守れていたら、自分にご褒美を与えるのもありかもしれません。例えば、1か月違反せずに守れていたらケーキを食べるとかそういうのもありです。まあトレードルールを厳格に守って利益がご褒美になるのなら良いのですが、そう上手くはいかないので利益以外のご褒美を導入しましょう。
こういう風なやり方は動物の報酬系というシステムに基づいています。このシステムを上手く活かして相場で勝てるようなトレードルールを身に着けていく必要があります。
トレードルールを厳守できれば何でもよい
今回紹介した賞罰という方法は、トレードルールを守り続けるための一つの方法でしかありません。またトレードルールを活用していく中で、そのルールのダメなところや改善点が浮かび上がってくると思います。それを徐々に直していくことによって新たな学びや発見があるでしょう。
またトレードルールを更新していくことも忘れないようにしましょう。
よくないトレードルールを自分の中にインプットしてしまうと勝てなくなるということもあります。柔軟性を持ってトレードルールを使えるようにしましょう。
まとめ
今回はトレードルールの決め方とそのルールを習慣づける方法について見てきました。トレードルールはそこまでのバリエーションはないので、それを厳守する方法の方が重要だと思います。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました!
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